フェリーは予定通り4時30分に小樽港に着く。
海の上では電波がなくて通信できなかったが、小樽に近づいたころにメールを受信する。
クラブメッドの人事から連絡があり、GOのハンドブックが添付されている。
ドレスコードで持参するものが示されていたが、まったく準備していなかったものが多い。
黒シャツ、白、黒、ジーンズのパンツなんかは自宅にも持っていない。
エクストラエレガントでスリーピースとか。
まったく、早く言ってくれよ。
しかたなく札幌で用意することとする。幸い、札幌の用事は13:00の打ち合わせなので午前中に買い物ができるだろう。
しかし、パンツ類と黒シャツはなんとか購入できるだろうけど、ジャケットがいるとしたらけっこうな費用がかかってしまう。
自宅から送ってもらうしかないか。めんどくさいな。
まず下船してコンビニを探す。港近くにセブンがあり、朝食を買う。
サンドイッチとひじき。トイレも借りて、明るくなるまで仮眠することにした。
さすがに札幌は都会なので服を買える場所がたくさんありそうだが、発寒のイオンが開くのは9時。
地図を見ていて、その前に寄れそうなところで、大倉山のジャンプ台を見つけた。時間つぶしにちょうど良い。
大倉山は住宅地に隣接していた。こんなに交通の便のよい冬季オリンピックのスキー会場があるだろうか。
施設も立派だ。現在は、ナショナルチームの強化合宿などに使われているらしい。
ほどよい時間になったので発寒のイオンモールに移動。
9時に開いたイオンの紳士服売り場にはちょうど良いものがなく、10時のユニクロ開店を待つ。
白のカラージーンズ、黒のパンツ、ジーンズ、黒シャツがそろった。
11時すぎに買い物を済ませると裾上げは11:40にできるらしい。速くて助かる。
これをピックアップして打ち合わせ場所まで移動するとちょうどよい時間になる。
13:00にSpaceCubics社を訪問。宇宙に打ち上げる人工衛星に搭載する特殊なコンピュータを作る会社。
今回、北海道とつながりができたので、技術者を募集していたこの会社に応募してみたのだが、
やはり自宅を離れて一年中フルタイムで勤務するのは無理があると思って辞退した次第。
しかしながら、せっかく近くを通るのだからと訪問を打診したところ快諾頂いたのだった。
CEOと技術、営業の担当者たちと、よもやまな話をする。
持参した液晶検査装置に関する資料を説明する。興味深く聞いてもらえた。
おそらく、もう会うことはないだろう人たち。でも、技術の話でつながっているのは興味深い。
一時間ほどで辞し、岩見沢に向かう。
途中でクラブメッドの辻さんから電話を受け、明日のトマム入りを14:00と決める。
心配していたジャケットの件は、おそらく不要とのことで安心した。
15:20頃にエヌ陶器建材店に到着。先輩となつかしい話で盛り上がった。
保険の仕事をしているという和敬の後輩も来社して会話に加わった。エヌさんが呼んだのだろう。
ノルディックスキーをするとのこと。サホロの話とスノボの話を大いに楽しんだ。
17時頃に辞す。もちろん再会を誓いながら。
お土産に、地元のパスタ、クッキー、ジャムと一緒に、奈良のケイさんから届いた柿を頂いた。
月方温泉に向かい、18時頃に到着。農業研修施設を利用した宿とのこと。温泉が良かった。
途中で購入した豚丼とひじきをつまみにビールと黒霧島を飲む。
21時頃に就寝。