11月16日(土)



トマムへ移動の日。
7時に月方温泉を出発する。
トマム入り時間の14:00まで時間の余裕があるので、下道を使って富良野を通り、途中で五郎さんの石の家を見学することにした。
富良野にある五郎の石の家はテレビドラマの「北の国から」のロケで使われたもの。
40年もたっているのに良く維持保存されている。
受付の人の説明によると、入場料の500円は富良野の観光協会が施設の保存維持に使っているとのこと。
補修に使う材料に新品感を出さないように、部材は屋外で適度に劣化させてから使うんだそうだ。
なんと手間のかかることを。だから当時の情景がそのまま残っているのか。手間を惜しんじゃいけないな。
最近では若い人も訪れるらしい。親の世代から聞いたり、ネットで当時の映像を見たりして覚えるらしい。
ほかにも「拾った家」とか全部で三か所の見学地があるとのことだが、今回は時間の都合で石の家だけさっと見て、富良野を後にした。
13:30にトマム到着。部屋の鍵を受け取り、施設の説明を聞く。
リゾートがシーズン切り替えのため休業中なので、今回の研修では我々GOが宿泊に客室を使わせてもらう。
広くてきれいな部屋だ。ゲストと同じようにブレスレット型のキーをつけてもらう。贅沢してる気分になれて単純にうれしい。
ただ、部屋のドアのラチェットが硬くて手を離しただけでは途中で止まってしまってオートロックされない。これはマネージャに伝えておくべきだな。
空港からの送迎バスでGOが到着するたびに、係の人がキーを渡して説明をしている。
玄関でも食事会場でも、久しぶりに会うGOたちが握手したりハグしあったりしている。周り中で英語が飛び交って、突然の既視感が。
そうだ、オルボテックのキックオフミーティングにそっくりなのだ!
そういえば、前日に三々五々到着して全体会議は明日からと、段取りまでそっくりではないか。これが欧米式なんだな。
夕食のあと、三階の廊下の角に置いてあるピアノを弾いてみた。
調律がひどく狂っている。いくつかの鍵盤は、その一音をたたいただけで不協和音を奏でることができるくらい。
トマムのマネージャに調律をお願いしておこう。
22時頃に就寝しようかと思っていたところへ同室の人が到着。
若いスノボのインストラクターでロンドンから来たとのこと。千歳からバスで2時間、移動にまる2日かかって疲れたー、とため息を。
そうだろうな、おいらはイスラエルへスーツケース一個持って、まる1日の移動でも相当に疲れたもんな。
スノボの板と道具、衣類を詰めた大型キャリーケースを携えてだもの、いくら若くてもそりゃ疲れるわな。
でも、それだけ魅力的な仕事なんだね、クラブメッドのインストラクターって。